日々のよきことで整う暮らし

しあわせのカケラ

八丁味噌のすごさに気づいた日

「なんだか最近、体の調子が悪い。あちこち痛むのは年のせい……?」

何年も慢性蕁麻疹が治らず体の不調を抱えていた半年前。知人から「植物油や小麦を抜くと、体調が良くなるらしいよ」という話を聞き 、「へぇー、目からウロコ!」 体に良いと信じてオリーブオイルやごま油をせっせと摂っていた私には、衝撃でした。

そこから「植物油抜き生活」がスタート。

買い物は、まさに「箱や袋の裏側」との戦いです。 どれもこれも、原材料名の筆頭に鎮座する「植物油脂」の文字。「お前もか……」とがっかりして棚に戻す日々が続きました。

蒸篭(せいろ)を相棒に迎え、「蒸し野菜、最高!」と楽しんではいたものの、やっぱりたまにはこってりしたカレーやビーフシチューが恋しくなります。

「ルーなしで、どうやってあのコクを出すの?」 必死にネット情報から辿り着いたのが、八丁味噌?」

……八丁味噌って 正直、名古屋のこゆーい煮物のイメージしかありません。 「洋風のシチューに味噌? しかもあの黒いやつ?」 半信半疑のまま、くっつかないフライパンで調理を開始。トマト缶、出汁と家にあった調味料は使いました。

恐る恐る口に運んでみると……。

「……ビーフシチューだ! めちゃくちゃ美味しい!!」

驚きました。隠し味に入れた八丁味噌が、深いコクを生み出し、一瞬で全体を「かなりレベルの高い味」に整えてくれました。 今ではスープカレーやロールキャベツにも欠かせない、我が家の万能選手になりました。

油を抜いて半年(といっても外食はするのでゆる~くです)。 長年悩まされている蕁麻疹はまだ完治とまではいきませんが、以前に比べたらかなり楽になりました。何より胃腸はすこぶる調子が良く、身体も、そして料理の味も、今は八丁味噌がビシッと整えてくれている気がします。

 

後で調べてみたら、八丁味噌のあの黒い色は『メラノイジン』という強力な抗酸化成分だそう。その熟成された旨味がコクを補ってくれ、腸内環境を整えて免疫力もあげてくれるのだとか。まさに、油抜き生活の私にとっては救世主のような優れものです。